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空木の影 小さな窓に

白 

ずっと身体の中にあって、いつも振り回されていた欲望に、はじめて自分で触れていた。欲望は、溜め込むのではなくて奏でる、ものなのだと思った。疼きは音楽のようなものでできていて、肉体は、それを演奏するためにあるのだ。伊吹の、あのとき聞いた、小さな悲鳴のような呼吸が耳に蘇った。そのときの濡れた目と、舌に広がる体温を思い出した瞬間、爪先からぴりっと、小さな、光の粒でできた雷のようなものが走って、脚の間からそ...

「小学校の頃の若葉ちゃん、いつもきらきらしていた。あの頃、私、ずっと若葉ちゃんみたいになりたかった。でも今、昔と違う気がする。ずっと思っていた」私から転げ落ちた言葉は、保健室の空気を震わせて、若葉ちゃんに触れた。そうして誰かに触れることは初めての経験だった。「・・・・・・・」若葉ちゃんは不愉快そうに眉を寄せた。私は続けた。水溜りに人差し指で触れたように、波紋になって自分の発した言葉が世界に広がって...

  白い壁に圧される 

熱がコントロールできなくて、それをぶつけるように、私は突き刺すように、舌の先で伊吹の舌を引っ掻いた。絡めるというより叩くように、何度も伊吹の柔らかい舌に舌をぶつける。伊吹は逃げるように口を動かして、歯が私の舌を挟んだけど、噛むことはできないみたいだった。私の舌はお菓子を買ってくれなくて駄々をこねる子供の手足みたいに、めちゃくちゃに暴れていた。何度も何度も伊吹の舌を舌でたたきながら、涙が滲んだ。私が...

絵本との出会い

私は幼稚園の頃,忘れられない一冊の絵本に出会った。あれはたしか,図書コーナーで,帰りのバスを待っている間のことだった。4~5人の園児たちが,一冊の本を見ながら盛り上がっていた。グループの中心にいる年長の女の子が,絵本に描かれているハイエナの顔を指さし,「観て!この顔!!」と笑っていた。周りにいる子たちも,「うわ~変な顔~」と笑った。私は,彼らと話したことがなかったので,その輪の中には入れなかったが...

何者

キングクリムゾンのロバート・フリップは,インタビュアーに,逆に問うてきた。「良いプレイヤー,良い楽器,良い素材,良い観客がいてもミュージシャンとしては続かないものなんだ。何が足りないと思う?」「インテンショナルティー(本人の意志)が足りないんじゃないかな・・・・・」「そう,それだ。すべてが整っていても,最終的にやるかやらないかは意思決定の問題で,その背後にあるのは,エネルギーなんだ。そのエネルギー...