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空木の影 小さな窓に

06
2018  23:07:06

黒は黒でも




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写真の一枚目の左の子と、最後の二枚のブライスは、撮影会でご一緒だった方のブライスです。ドレスや髪の毛など、クラシック音楽の奏者のような、華やかなスタイリングをされていました。アクセサリーや髪型を拝見していると、人間のスタイリングに近いように見えます。

同じブライスでも、持ち主の歩んできた道や、生まれ育った環境の違いが、スタイリングに滲み出るのだと思いました。

写真を観ながら、「女性という記号」について考えていました。

村田沙耶香の小説「ハコブネ」には、3人の女性が登場します。恋人とのセックスが苦痛で、自分の「性」がわからなくなり、男装をしながら、「自分は男性が好きなのか」、「女性が好きなのか」を模索する主人公の里帆。性の対象が人類ではなく、宇宙だと感じている、超越的な存在である知佳子。そして、最後の一人は椿という名前の女性。

椿は、30代の会社員です。彼女は、いつも隙のない完璧なメイクをし、髪の毛も美しい巻き髪にしています。お洋服も、トップスからストッキング、ハイヒールに至るまで、全て「社会が生み出した女性らしさ」に満ち溢れています。

椿が、夜中に日焼け止めを丹念に塗っている場面があります。その様子を見ていた主人公は、ある日、奇妙な夢想をします。

それは、こんな夢でした。

たっぷりと日焼け止めが塗られた椿の首すじには、クリームによる薄い膜ができている。しかし、よくよく目を凝らしてみると、その薄い膜には無数のヒビが入っている。
やがて、そのヒビの間から、黄金の液体が流れてくる。里帆は、一心不乱に、その黄金の液体が流れている椿の首筋に、舌を這わせる。そして、里帆は絶頂に達する。


やや記憶が曖昧でしたが、このような描写だったように思います。間違っていたらすみません。その場面を読んだとき、過剰なまでに女性性にこだわる椿という女性の在り方に、複雑な感情を抱きました。
もっとも女性らしいと思われた椿の中に、別の生き物がいて、その女性が何か、声にならない叫びを上げている・・・。そんな風に感じました。


















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3 Comments

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2018/02/07 (Wed) 01:29 | EDIT | REPLY |   

miki2017  

ゆこさん

そうですね。抑圧されていると思います。日本は成熟社会とは言え、未だ男性中心の社会が根強く、(日本に住む大半の女性もまた性的主体になる能力を持っていながらも、主体になることを拒否している現状は今後も変わらないでしょう。)貞操(幻想的でピュアな存在)に拘るのは、安いアイドルの世界だけにしてほしいものです。

文学では多様な女性の生き方が描かれています。いま、男性は何を思い、女性は何を思っているのか、真実を知りたいと思っています。

2018/02/07 (Wed) 23:02 | EDIT | REPLY |   

miki2017  

Re: 黒の魅力・・・へのお返事

ミンティというのですね。最近の子は名前がわからないのです。笑
この子が現実に住む女性像だとしたら、私のブライスはやや非日常性を持った子たちなのかもしれません。私自身、実体のないようなぼんやりとしたブライスの存在にあこがれます。神秘的で妖しげなブライスとして。

amuuさんのカスタムの子のお洋服、きれいですね。この作家がまた活動してくれる日を楽しみにしています。お店が再開した時には、すぐにお知らせしますね。

大学時代の女性は、もしかしたら、少し普通ではない子だったかもしれません。あまりにも、周りを気にしていない、いや気にしすぎているが故に、ガラスのように繊細なセルフ・イメージを捏造していたのかもしれません。

昔の、電車内でのお話を読み、やはり貴女は、男性が思わず振り向いてしまうような、絶対的な存在だったのだと思いました。すごいですね。今でもそれは変わっていないのではないでしょうか。

母親というものについて、精神科医の斎藤環が興味深い本を書いていたように思います。私もまた読み返したいです。

京都のカフェ、なんとなく昭和の世界にタイムスリップしたようで切なくなります。

2018/02/07 (Wed) 23:11 | EDIT | REPLY |   

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