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空木の影 小さな窓に

07
2018  23:41:24

Mの館  河原の水に手を浸す この場所では絵は描けない なぜならあまりにも多くの人間が目的をもって歩んでいるから





「恐山の近所で生まれ育った」と、その作者は言った。



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恐山

その山の名前は聞いたことがあった。青森にある観光地で、小さな石を積み上げた賽の河原やイタコと呼ばれる女性がいるという。

彼女に、恐山に関する質問をいくつかしてみたが、彼女はあまり関心がないようだった。終始、要領の得ない返答であった。

それにしても、寺山修司の「田園に死す」の中に出てくる恐山の風景はずいぶんと寂しい場所に思えたので、あまり軽々しく話題にすべきことではないのかもしれなかった。

IMGP6693.jpg



私は、自分という存在が一つの小さな点だったとしたら・・・と想像した。

広大な空間の中に漂う膨大な数の点は、互いに近づいたり離れたりを繰り返す星のように、決して交わり逢うことがないのではないか。

IMGP6688 (3)


絵画に描かれた13人の者たちが、順番に闇に消えていくように、私と目の前にいる作者もまた、一人で生き、一人で死んでいかなければならないのだと感じた。

私は自分が星のように、やがて静かに小さくなっていくことを受け入れた。

一枚の絵画が、私の心を揺さぶったように、この世界には、人の人生を変えてしまうほどの芸術が無数に存在している。人間の精神は深く、一人一人の心の内側には、とても大きな可能性が潜んでいる。自分自身の中に眠っている扉を開くためには、多くのものを捨てて、裸になっていかなければならない気がする。

本当に素晴らしいものを生み出す者は、いつも日陰の中を歩くように、華やかな場所にはいない。世間が気がつかないところで生き、観察し、言葉を色や形に変えて残していっている。











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3 Comments

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2018/03/08 (Thu) 20:16 | EDIT | REPLY |   

miki2017  

yさん

こんばんは。聊か暗い話になってしまいすみません。賽の河原に関する情報があったら教えてください。昔、本気で恐山へ行こうとしたことがありますが、当時のパートナーに拒否され、行けずじまいです。

永遠に離れない関係は良いですね。私も実際は夢見がちです。なかなか冷たい感じにはなれないんです。
そして私も遊びが上手ではない子供のままです。


2018/03/08 (Thu) 23:00 | EDIT | REPLY |   

miki2017  

kazuさん

昨夜は少し、疲れていたように思います。帰宅もやや遅かったです。お気遣いいただきありがとうございました。少しだけ文章を直しました。なんとなく唐突に点の話に飛んだりしてしまったので・・・・。

沢山の人たちと、すれ違ってきてしまったと、強く後悔をしています。人を大切にできず、生きてきました。自分自身も。

「点」は、空間における正確な位置を決めるために開発された概念なんですね。

「世界は『点』の集合体にすぎない。」「宇宙は、世界最大の『点描画』」詩的ですね。数学の先生は怖いのであまり話せないのですが、この言葉はかっこいいなと思いました。あらゆるものが、人間の知によって認識されているといった感じでしょうか。しかし、点におさまらないものも存在するのでしょうか。幽体のようなものは・・・・。

kazuさんの文章で、

「古代の人たちが宇宙にある膨大な数の点と点を繋いだように一つの小さな存在である私たちを繋いだら、生と死の間は一人ではないように思います。私たち人間は星のように何光年も離れているわけではなく、手を伸ばせば届く距離にいるのだと思うのです。たとえ交わることはできなくても手や心を繋ぐことはできますよね。そのためには自分の仮面(ペルソナ)を外すことも必要なのだと思いました。」

というところがありましたが、とても美しい言葉たちだと思い感動しました。ありがとうございます。
生きていて良かったと思いました。




2018/03/09 (Fri) 00:12 | EDIT | REPLY |   

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